
香り、食感、旨み。秋のきのこを楽しむ食卓づくり
10月15日は「きのこの日」。
10月はきのこが最もおいしい季節で、全国的に出荷が増える時期です。
秋の味覚として食卓に並ぶことも多く、香りや食感を楽しめる食材として人気があります。
せっかくなら、きのこをよりおいしく味わいたいですよね。
まずはおいしいきのこの選び方から。
しいたけは、傘が開きすぎておらず、表面につやがあるものを。
しめじは株がしっかりしていて、色が濃く弾力のあるもの。
えのきは白くてシャキッとしており、変色や水気が出ていないものがおすすめです。
まいたけは香りが強く、葉の部分に張りのあるものを選ぶと風味が際立ちます。
次に、おいしく食べるための扱い方。
きのこは水に弱く、洗うと香りや旨みが流れ出てしまうため、汚れは軽く拭き取る程度で十分。
炒めるときは強火でサッと加熱し、火を通しすぎないことがポイントです。
また、しいたけやしめじ、えのきなどを数種類合わせて使うと、旨みが重なって味に深みが生まれます。
保存する場合は、冷凍すると細胞が壊れて旨み成分が出やすくなるため、調理しても風味が増すのが特徴です。
さらに、ひと工夫としておすすめしたいのが「はなまるママ」を使った保存法。
洗って水気を切ったきのこに、軽くスプレーしておくだけで、表面の乾燥を防ぎ、変色しにくくなります。
玄米由来のアミノ酸や酵素の働きで酸化をゆるやかにし、香りや旨みをそのまま保てるのが特徴です。
冷蔵で保存する場合は2〜3日、すぐに使わないときはスプレー後にほぐして冷凍しておくと便利。
調理時にも自然な甘みとコクが加わり、炒め物やスープの味わいがぐっと引き立ちます。
きのこは選び方や扱い方ひとつで、驚くほど味が変わる食材。
旬の今こそ、少しの工夫でおいしさを引き出しながら、秋の味覚を存分に楽しみたいですね。